歯の話       HOMEへ  「お問い合わせ」へ
歯の治療って「痛い」「こわい」・・・ついついぎりぎりまで我慢してしまう。そんな方が多いですね。
でも一生ずーっとお付き合いしていく大事な歯について少しでも見直していただけたら、
一番大事な”予防”への近道になるのではないでしょうか?

(このページは定期的に更新します。)
  まず歯の構造を知ってください
  親知らずは、抜いたほうがいいのでしょうか?
  あの人の歯は白いのに私の歯は黄ばんでる・・・
  むし歯のじょーしき??
  妊娠期のお母さんは虫歯になりやすい?
  歯周病にご注意
  口内炎も結構つらいですよね
  口臭気になりませんか?
  歯ぎしりは放っておいてもいいのですか?
  定期検診も重要です

 まず歯の構造を知ってください

歯の構造図 歯はエナメル質、象牙質、セメント質という3つの硬い組織とそれに囲まれた歯髄からできています。

A・エナメル質
私たちの体の中でもっとも硬い組織で水晶に近い硬さをしています。半透明の白色で高度に石灰化し、かみ合わせの圧力に耐え歯を保護しています。
エナメル質は、あごの骨の中で完成されてからは、ほかの部分との栄養の交流も新陳代謝もありません。

B・象牙質
骨と同じくらいの硬さをした、丈夫で緻密さを持った組織です。象牙質には、レンコンの穴のような管が無数に走っています。これは、歯髄と象牙質の境に配列された突起で、エナメル質の境まで届いています。
歯を削った時やむし歯ができて痛むのは、この生きた細胞の突起から刺激が伝わるためです。

C・セメント質
骨とよく似た組織で、基質とセメント細胞からできています。セメント質は、歯根膜の線維が小さな束となって入り込んでいます。
線維の反対側は、歯槽骨の中にもしっかりと入り込んで、歯をあごの骨にハンモックのようにつるしています。

D・歯髄
血管や神経がたくさん通っているやわらかい組織で、歯の心臓部ともいえるところです。
“神経を取る”というのは、この歯髄を取ることです。歯髄を取った歯は、痛みを感じることがないかわりに歯をもろくしてしまいます。

E・歯肉(歯ぐき)
歯根を取り囲んでいます。歯肉はとてもやわらかい組織で、ちょっとした刺激で傷ついて出血したりします。

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F・歯槽骨
歯肉に包まれて歯を支えているのが歯槽骨です。歯は歯槽骨のくぼみにしっかりと根を下ろして、物を噛むときなどに加わる強い力に耐えているのです。

G・歯根膜
歯根部と歯槽骨の間にあります。歯に加わる力を和らげクッションのような働きをします。

H・神経および血管

 親知らずは、抜いたほうがいいのでしょうか?

親知らずとは、一番奥の歯、つまり永久歯の第三大臼歯のことで、上下左右で合計4本あります。
親知らずはみんなが生えるものではなく、全く生えない人や全部揃っていない人も多いのです。

正常に4本生えてきたらほかの歯と同様に大切にしてください。問題は、生え方の異常な親知らずです。
例えば
  @歯ぐきの横から生えてきた。
  A顔を出しそこなって歯ぐきの中に潜ったままになっている
などです。

@のような歯は歯ブラシが届きづらいのでむし歯になりやすいです。
 むし歯になったら抜いた方がよいでしょう。
 また、異常な生え方のために痛みがあったり、噛み合わせが悪かったりしてほかの歯や顎関節に
 負担をかけているときがあります。
 上の親知らずだけが生えて下の歯がなく、かみ合わせの相手がない場合も抜いてしまった方が
 よいでしょう。

Aの場合でも親知らずが隣の歯に負担をかけていたり、隣の歯を治療しなければならなかったり
 するときは抜いた方がよいでしょう。

 <異常に生えた親知らずが起こす問題点>

  @食べ物のカスなどがたまりやすくむし歯になりやすい。
  A歯ブラシが届きづらく、むし歯や口臭の原因になりやすい。
  B隣の歯を押したりして歯並びを乱したり、かみ合わせが悪くなる可能性がある。
  C親知らずが原因で歯肉炎を起こすことがある。

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 あの人の歯は白いのに私の歯は黄ばんでる・・・

 <歯の色について>

歯をよく見ると表面は少し透明感があります。歯の表面をおおっているエナメル質がそれです。
エナメル質は白っぽい半透明体です。その下にある象牙質はクリ−ム色をしています。
ですから健康な歯の色はつやのあるアイボリ−ホワイトということになります。
しかし中には歯が黒ずんでいたり、茶色がかったりする人がいます。
これにはいろいろなことが考えられます。具体的には

  @母親のおなかの中にいるときに、何らかの異常で歯の発育が損なわれた。
  A子供のころに薬(抗生物質など)をたくさん服用した、またむし歯予防のためのフッ素を
   必要以上に使用した場合も表面が白く濁ったようになることもあります。

など様々です。ほかに歯髄を抜いた歯は変色することがありますし、たばこのヤニが付いている
だけといったものもあります。

 <歯の色をきれいにしたい>
 
歯の色を変えるにはその症状によっていろいろな方法があります。
市販のものでも、きれいになることはありますが、必ずしも正しい方法とは限りません。
当医院にご相談下さい。

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 むし歯のじょーしき??

 <むし歯ってなに?>

むし歯は食べ物の残りの糖分が菌によって分解された酸によって歯の一番かたいエナメル質を
溶かしてしまうことからはじまります。
そのあとエナメル質よりもやわらかい象牙質、歯髄へと進行します。このころになると歯が痛みだします。
また、象牙質や歯髄はエナメル質よりもやわらかいので、どんどん溶けていきます。
むし歯とは口の中の細菌が出す酸が歯を溶かしてしまうおそろしい病変のことです。

 <むし歯ができるしくみ>

  @たべものを食べる。
  Aたべものの残りカスが歯に付着する。 
  B残りカスの中にある糖分を口の中の細菌が分解して酸を産生し、
    この酸がエナメル質を溶かす。

むし歯は本人には見えにくい場所に知らないうちにできてしまうものです。
予防のために毎食後の歯みがきをしましょう。

 <むし歯の進行>

むし歯は程度によって4段階に分けられています。


ウ蝕第1度の図 ウ蝕第2度の図
 @C1(ウ蝕第1度)

歯の表面をおおっているエナメル質が脱灰(歯が溶ける)している状態です。痛みはあまり感じませんが、歯の表面が白くにごっていたり、茶色などに着色してザラついていたりします。まだ穴になっていません。
 AC2(ウ蝕第2度)

象牙質の層にまで進んで穴があいている中等度のむし歯です。
冷たいものを食べたり飲んだりすると歯がしみます。
ウ蝕第3度の図 ウ蝕第4度の図
 BC3(ウ蝕第3度)

むし歯が大きな穴になって象牙質のすべてに及び、歯髄(神経)まで達した深在性ウ蝕です。炎症を起こしたりすると、とてもはげしい痛みをともないます。
 CC4(ウ蝕第4度)

歯がくずれて根っこだけが残ってしまった状態です。このままにしておくと歯髄が腐敗してしまい、さらに歯周病へと進んでいきます。


C1の状態であれば歯科医師と協力して痛い思いをせずに治すこともできますが、むし歯は放って
おいて治るものではありません。
また、歯が溶けてなくなってしまうというだけでなく、もっとおそろしい病気を引き起こす原因になります。

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 妊娠期のお母さんは虫歯になりやすい?

妊娠中や子供を産んだあとは赤ちゃんにカルシウムを奪われてむし歯になりやすいと言われますが、
これに対しての医学的根拠は全くありません。
しかし、妊娠中や産後のお母さんがむし歯になりやすいのは確かにあります。

 <なぜ妊娠するとむし歯になりやすいのでしょうか>

  @口の中の変化によるもの
    妊娠による粘膜組織の変化、細菌に対する抵抗力の低下、唾液中の成分の変化により、
    口の中に細菌がすみやすくなってしまうためです。
  A歯みがきを怠ってしまう
    つわりがひどいと歯ブラシを口の中に入れただけでもどしそうになり、つい歯みがきを怠って
    しまいます。
    また、栄養をとろうとして何度も食事をし、その都度みがかない、不規則に食事をとる等も原因の 
    一つです。どうしてもみがけない場合は洗口(ぶくぶくうがい)だけでも効果があります。

 <妊娠期の食生活>

母体や赤ちゃんのために栄養のバランスがとれる理想的な食事は、赤ちゃんの歯にとっても
よいことです。
赤ちゃんの歯は、妊娠して1ヶ月頃からつくられ始めて3ヶ月頃にはカルシウムを主とした無機質が
沈着して固くなっていきます。
赤ちゃんの歯の形成期につわりによる偏食や薬を多用した場合、質の悪い歯ができてしまいます。
妊娠しているからといって全く治療ができないわけではありません。自分の歯と赤ちゃんの歯を守る
ためにも口の中の異常には十分に気をつけて下さい。

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 歯周病にご注意

歯周病の多くが以前は歯槽膿漏といわれていました。
これは「歯槽(歯ぐき)から膿が漏れる」といった症状を表したもので正式な病名は辺縁性歯周炎
といいます。
歯周病になると歯がぐらつき、歯ぐきから膿が出てきます。
そしてぐらついた歯が抜け落ちてしまうという恐ろしい病気です。

 <歯周病はどうしておこるのでしょうか?>

歯肉(歯ぐき)と歯の間にはポケットという1mmくらいのすき間があります。
歯みがきを怠ってしまうとこのポケットに歯垢がたまります。たまった歯垢が歯石をつくり、
すき間を押し広げていきます。これを積み重ねることで歯肉が炎症を起こします。
これが歯肉炎で、歯周病の第一歩です。
歯肉炎にかかると歯ぐきは赤く腫れ、リンゴをかじったときなどに歯ぐきから血が出ます。
歯肉炎を放置しておくと症状はますます悪化し、歯周炎へと進んでいきます。
この様に歯周病は主に歯ぐきと歯の間のブラッシングがきちんと出来ていないのが原因となります。

 <歯周病はどのように進行していくのでしょうか?>

  @ 歯肉(歯ぐき)が赤く腫れ上がり、歯を磨いたりリンゴなどをかじったりすると出血します。
  A ポケット(歯肉と歯の間のすき間)が広くなり、そこから出血したり膿が出たりして
    口臭を感じる場合があります。
  B ポケットでの炎症が慢性化し、歯根膜、歯槽骨が先端部より溶けてきます。
    このころは口臭もあり歯が浮いた感じがします。強くかむと痛みを伴い、歯がぐらついてきます。
  C 歯根を支えている歯槽骨がほとんど溶けてしまいます。歯根が露出し、
    歯のぐらつきがひどくなります。硬いものは食べられません。
歯周病第1段階の図歯周病第2段階の図歯周病第3段階の図歯周病第4段階の図

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 口内炎も結構つらいですよね

口腔粘膜に発現する炎症を総称して口内炎といいます。症状によって、また部位によって
細かく分類されます。

 <口内炎の種類>

症状・・・アフタ性口内炎、潰瘍性口内炎、水疱性口内炎など
部位・・・口唇炎、舌炎、歯肉炎など

 <口内炎の原因>

口内炎は細菌やウィルスが原因になって起こるもの以外に歯みがき不足による汚れや、
入れ歯の不具合で口腔内の粘膜が刺激されてできることもあります。
他に全身疾患が原因になる場合があります。

 <口内炎になったら>

口の中の粘膜が直接刺激されている場合、まずはその原因を解消しましょう。放っておいても数日で
治ることが多いですが、同じ場所に何度もアフタ(白い斑点)ができるのは何らかの刺激が原因と
なっていると思って下さい。また治るまでは刺激のあるものは避けましょう。
広範囲に冒されたり、高熱をもったり、なかなか治らない口内炎がある場合は何かほかに
病気をしていないか調べることも必要になります。


昔から口内炎は胃が悪くなるとできるといいます。胃が悪いためにできるものもありますが、
今では直接的な原因になるとは考えられていません。
よく口内炎ができる人は一度原因を調べてみましょう。

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 口臭気になりませんか?

口臭のある人はけっこう多いものです。
気にしすぎるのも考えものですが、口臭があることに気づかない人もいます。

 <口臭の原因>

口臭がある人はその人の健康状態が必ずしも良好ではないと思われます。
まず原因としてあげられるのが酒やたばこです。
また年配の方に多いのが口の中の洗浄力が落ちて口臭が発生するケースです。
ほかにも胃が悪かったり(胃炎、胃潰瘍、胃ガンなど)肺や気管支を患っていたり、
様々な要因が考えられます。
しかし、口臭の原因の約80%が口の中の疾患なのです。
むし歯や歯周病が原因で歯ぐきが膿をもち、その膿が口の中に出てきます。
この膿のにおいはとても不快であり、口臭の一番の原因です。
また、口の中にたまった歯垢やたべものの残りカス、舌の上にたまりやすい細菌が
原因になることもあります。

口臭は市販の口腔洗浄剤では一時的に消すことができても根本的には治りません。
人によっては内科的な治療も必要ですが、気になる方は当医院にご相談下さい。

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 歯ぎしりは放っておいてもいいのでしょうか?

歯ぎしりをするときにはとても強い力が働きます。
そのため、歯の表面がすり減ったり、時には歯が欠けたりすることもあります。
歯の根っこの部分にも大きな影響を及ぼします。
そうなる前に、家族などから歯ぎしりを指摘される方、朝起きたときにあごや歯に
違和感のある方は歯科医師のチェックを受けて下さい。

当医院で簡単に咬合(かみ合わせ)チェックができます。
また、ナイトガードというマウスピース型の保護装置もあります。気になる方はご相談下さい。


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 定期検診も重要です


口の中は、自分ではなかなか見づらい所です。
鏡で見ても見えている所はごくわずかで、ほとんどが見えません。
また見えたとしても初期のむし歯などを見つけだすのは難しいでしょう。
こうしたことから自己チェックには限界がありますので歯科医院で定期的に検診をうけましょう。

 <定期検診ですること>

  @むし歯や歯周病がないかを検査・治療
  A歯に付いた歯石の除去
  Bフッ素塗布によるむし歯予防
  C歯に関する相談など

 <定期検診をすると・・・>

定期検診をすることによってむし歯を早期に発見でき、早期に治療が行えます。
むし歯の早期発見、早期治療は、患者さんの肉体的、時間的、金銭的な負担を軽くします。
歯石や歯垢を一度取っていただいた方はわかると思いますが、取った後の歯は
見違えるようにきれいで爽快な気分になれます。
美容院や床屋さんに行って髪の手入れをするのと同じように自分の歯にもう少し気を使ってみてください。

 <定期検診を受ける時期>

定期検診を受ける時期というのは、一般的には決まっていませんが、大人で年1〜2回位、
子供で年2〜3回位受けるのが理想です。

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